声。

2002年7月9日
あまり他人と深く関わり合うのは得意じゃない。
自分をさらけ出すのが嫌だから。
裏切られた時が辛いから。

いつも一歩退いている。
独りが気楽。

なのに、ふと気持ちが揺らぐ。
ぽっかりと空いた心に気が付いてしまう。
涙が止まらない夜。

何が悲しいのかよくわからない。
ただ、胸の奥が苦しくて嗚咽が止まらない。
わかるのはそれだけ。

誰かの声が無性に聴きたくて、携帯電話に手を伸ばす。
手が止まる。

…誰に電話していいのか分からない。

こんなに誰かと話をしたいのに、
誰かの声が聴きたいのに、
それを声にすることが出来ない。

受話器の向こうに、誰の顔も浮かんでこない。

自分で選んだ結果なんだけど。


それでも今夜は無性に誰かの「声」が聴きたい。


嫌な夜。



コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索